「Mythos」提供を追い風にセキュリティ環境を棚卸せよ──CISO向け「ゼロトラスト負債」返済公式
後編:公式に当てはめて、自社のゼロトラスト負債残高を算出しよう
前編では、部分導入のまま止まったゼロトラストが残す見えない借金──ゼロトラスト負債(ZTD:Zero Trust Debt)の正体をお話ししました。現場は残っていることを知っているのに、経営の帳簿には一行も載らない。利息はつかない代わりに、ある日いきなり差し押さえに来る。厄介な借金です。では、これをどうやって経営の言葉に翻訳するか。本稿でご紹介するのは、当方が250社超の実装支援の現場から個人として組み立てた算定モデルです。先に結論を申し上げると、ZTDは全く新しいリスク金額ではありません。 すでにセキュリティ投資の判断で使っている期待損失の数字を、「残高」という会計の言葉に再定義するものです。本稿の最後では、AIをめぐる最近の事案を手がかりに、暗黙の信頼をどう棚卸しし、どう塞ぐかにも触れます。
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髙岡 隆佳(タカオカ タカヨシ)
セキュリティ業界で25年以上、250社を超える実装現場に携わってきている。DBSCではワーキンググループリーダーとして、経済産業省の参考資料となったデータベース暗号化ガイドラインや内部不正対策ガイドラインを執筆している。現在はCSAでの活動を通じて「真のゼロトラスト実装」を提唱し、「ゼロトラスト負債...
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