SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Data Tech 2024

2024年11月21日(木)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2024年秋号(EnterpriseZine Press 2024 Autumn)特集「生成AI時代に考える“真のDX人材育成”──『スキル策定』『実践』2つの観点で紐解く」

西脇資哲のEVANGELIST A GO! GO!

第2回『体験がなければ表現はない』

#2


体験がなければ表現はない

 エバンジェリストとは日本語にすると宣教師である。宣教師とは布教活動を行う職業である。一般には宗教を広めるようなイメージがあるが、広める活動を通じて題材はなんでもかまわない。カレーエバンジェリストやチョコレートエバンジェリスト、AKB48エバンジェリストがいたっていい。

 つまり相手に伝えるべきものはなんであってもかまわない。対象がなんであれ、それを全身全霊で伝えるのが仕事である。そのためにまず大切なことは自分自身が体験するということである。人から聞いた話をそのままほかの人に伝えるだけでは足りないのだ。そしてもうひとつ大切なことは、自分自身が体験したことを表現するということ。つまり、体験と表現の繰り返しがエバンジェリストの日々の実態なのである。

 エバンジェリストである吾輩は、とにかく体験してみないことには何も語ることができない。自分自身が体験することによって、楽しいことや愉快なことも実感できるし、苦しいことや困ったことも実感できる。そして、楽しいことも苦しいことも伝えることが重要である。

 たとえば「代々木にあるラーメンの老舗店の味はとてもおいしく麺にコシがあったが、スープがやけどをするくらい熱々である」という表現は、おいしいという経験と、やけどをするという経験がないと語れない。しかも、そこにさまざまな形容詞がつく。たとえば、「ほら、この下唇がやけどしたんですけど、すんごい熱々でおいしいラーメンでしたよ」と表現することができる。

 体験がなければ表現はない。体験と表現はくんずほぐれつ、常に一体となっているのである。ラーメンのスープと麺があたかもそうであるように―

 

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
西脇資哲のEVANGELIST A GO! GO!連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

西脇 資哲(ニシワキ モトアキ)

マイクロソフト株式会社 テクニカル・ソリューション・エバンジェリスト。 IT業界屈指のカリスマプレゼンター/デモンストレーター。日本オラクルで10年以上製品のマーケティングを担当。基本的にインターネット関連製品に軸足を置いている。パッケージソフトウェア開発経験、ISP起業経験あり。特技は弁当解説。趣味はカレー。日々のつぶやきはこちら https://twitter.com/waki

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/2661 2010/11/15 16:13

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング