第6回の記事から、事業計画に役に立つ損益分岐点分析の基本的な考え方と活用法を紹介してきました。利益を稼ぐための売上高の決定や生産量に制約がある場合の価格推定法なども考えました。一連の事例を通じて、変動費、固定費は、利益計画に欠くことのできない情報であることがわかっていただけたでしょうか。利益計画(損益計画)に最適な「変動損益計算書」も紹介しました。変動損益計算書については、詳しい説明をしていないので、今回は、変動損益計算書の見方・考え方について紹介します。事業計画においては、変動損益計算書を使って、シミュレーションを繰り返しながら、利益計画を立案していくのです。
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千賀 秀信(センガ ヒデノブ)
公認会計士、税理士専門の情報処理サービス業・株式会社TKC(東証1部)で、財務会計、経営管理などのシステム開発、営業、広報、教育などを担当。18年間勤務後、1997年にマネジメント能力開発研究所を設立し、企業経営と計数を結びつけた独自のマネジメント能力開発プログラムを構築。「わかりやすさと具体性」という点で、多くの企業担当者や受講生からよい評価を受けている。研修、コンサルティング、執筆などで活躍中。日本能率協...
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