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ソフトウェア・ディファインド・ストレージの爆発的普及が始まる

Scale IOの事例

 引き続き、中村氏はScaleIOの事例を紹介した。欧米では金融機関で非常に使われ出しており、Citigroupは現在20PB使っている。コスト削減の効果は、29ミリオンドル。60%コストを削減し、40%性能が上がっている。

 ソフトウェア・デファインドの一番いいところである自動化により、管理コストを下げられた。当然、デプロイの速度も早くなっている。

 本セッションで中村氏が最後に紹介したのはReady Node。これはDell EMCの中で検証した製品の構成をソリューションとして届けているもので、購入してソフトウェアをインストールすると必ず動く、すぐに使える。

 今回発表されたのが、「ScaleIO Ready Nodes」と「Microsoft S2D Ready Nodes」だ。前者は以前からあった製品だが、構成が色々選択可能になるアップデートが行われた。

 まずScaleIO Ready Nodesだが、大手企業、サービス・プロバイダで実績のあるScaleIOをPowerEdge上で最適化したものだ。マルチOS&ハイパーバイザー対応のスケーラブルで高性能なSDSである。

 Microsoft Storage Spaces Direct Ready Nodesは、Windows Server2016標準機能を利用したハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)だ。スモールスタートが可能で、容易に導入できる。

 両社ともReady Nodesであることから、ラボにて100%構成確認済み。専用サポートで設置と運用における問題解決時間の大幅な短縮を期待できる、としてセッションを閉じた。

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この記事の著者

久原 秀夫(クハラ ヒデオ)

フリーランス/ITライター

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