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IoT時代に求められるエンタープライズ・ストレージ戦略

2015/11/20 06:00

 企業ITにおいてストレージは常に重要な構成要素であった。IoT(モノのインターネット)に向けたトレンドは企業のストレージ戦略立案にどのような影響を与えるのだろうか。ひとことで言えば、ビッグデータへの対応力をさらに強化する必要が生じたということだ。ストレージの重要性は今まで以上に高まっている。

IoTとは何か?

 IoT(モノのインターネット)がIT業界のみならず産業界全般における重要キーワードになりつつある。自動運転車をはじめとして、ファクトリー・オートメーション、無線タグによる物流改善、スマートホーム、スマートシティ等々、社会基盤を根本から変え、大きな市場機会をもたらす真の意味でのイノベーションが結実しつつある。日本政府も官民共同で「IoT推進コンソーシアム」を設立するなど、IoTを国家的課題と捉えつつある。エンタープライズ・ストレージの戦略立案において考慮すべき周辺テクノロジーのメガトレンドとして、IoTが無視できない存在になってきた(図1)。

図1:エンタープライズストレージ周辺のメガトレンド

 IoTについては様々な定義が聞かれるが、ここでは「身の周りにある物理的な"モノ"がインターネットを経由して互いにやり取りしたり、クラウドにデータを提供したりすることで生まれるソリューション」と簡単に定義する。物理的なモノの世界とITによる情報の世界の結び付きを今まで以上に強めるソリューションとも言える。

 今までもコンピューターを内蔵したモノ(たとえば、家電製品)は数多く存在した。しかし、これらのモノは個別ばらばらに動作しており、ネットワークを通じて協調処理を行なうことは少なかった。IoT関連テクノロジーの進展により、モノどうし、さらにはモノと人間とがネットワークを介して有機的に連携し、新たな価値を生み出す可能性が増している。

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著者プロフィール

  • 栗原 潔(クリハラ キヨシ)

    株式会社テックバイザージェイピー 代表、金沢工業大学虎ノ門大学院客員教授 日本アイ・ビー・エム、ガートナージャパンを経て2005年6月より独立。東京大学工学部卒業、米MIT計算機科学科修士課程修了。弁理士、技術士(情報工学)。主な訳書にヘンリー・チェスブロウ『オープンビジネスモデル』、ドン・タプス...

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