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「シャドーIT」を完全に検知できている企業はわずか15%強──マネーフォワードi調査

 マネーフォワードiは、SaaS導入企業に勤務する1,021名を対象に、「SaaS管理に関するアンケート調査」を実施した。

約8割が、「ムダ(未使用)なアカウントがある」と回答

 自社で導入しているSaaSについて、ムダ(未使用)になっているアカウントがあるかを尋ねたところ、78.0%が「ある」と回答。約8割の人が社内においてアカウントの棚卸しや削除が十分になされていないと感じていることがわかったという。

ムダ(未使用)なアカウントの発生状況
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約6割が、ムダ(未使用)なアカウントに対し月額3万円以上のコストが発生していると回答

 ムダ(未使用)になっているアカウントがあると回答した人のうち、63.2%の人がムダなアカウントに対して月額3万円以上のコストが発生していると回答した。

ムダ(未使用)なアカウントにおけるコスト
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15.3%が「完全にシャドーITを検知できている」と回答

 シャドーIT(未認可のクラウドサービス)の検知について、「完全に検知できている」と回答したのは15.3%、「一部できている」が51.4%、「全くできていない」が12.7%、「わからない」が20.6%だった。完全にシャドーITを検知できているケースは少なく、中には全く検知できていない企業もあることがわかったという。

シャドーIT検知の対応状況
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約4割が今後シャドーITの検知・対応を予定していると回答

 シャドーITの検知について「全くできていない」と回答した人のうち、38.9%が今後の検知対応について「検討中」または「予定あり」と回答し、対策を検討していることがわかった。

シャドーIT検知の対応
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最も手間のかかる作業は「退職者のアカウント削除」

 手間がかかると感じているSaaS管理の作業について、5割以上が「退職時のアカウント削除」と回答し、最多となった。また、「アカウントの定期的な棚卸し」「シャドーIT/IDの検知」「入社時のアカウント作成」も4割以上が回答し、従業員の入社から管理・退職まで、幅広い業務で手間がかかっていることがわかったという。

最も手間のかかる作業
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約4割が「事業部のSaaSは事業部主体で導入」と回答

 40.8%が、「事業部のSaaSは事業部が主体となって選定している」と回答。また、事業部主体でSaaSを選定していると回答した人に、全社利用と事業部利用のSaaSの数を比較してもらったところ、「事業部で利用するSaaSのほうが多い」という回答が50.6%、「全社利用するSaaSのほうが多い」という回答が31.7%だった。こうした回答から、事業部主体でのSaaS導入が進んでおり、情報システム部門の管理が届きにくくなっていることがわかったとしている。

SaaS導入の決定主体
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