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NTTデータ、企業・組織間の安全なデータ連携を支援する総合サービス「X-Curia」を本格展開

 NTTデータは、安全かつ柔軟にデータを活用できる企業・組織間データ連携の総合サービス「X-Curia(クロスキュリア)」の本格展開を7月より開始した。

 同サービスは、企業間データ連携に必要な「構想策定」「技術導入」「運用支援」をワンストップで提供するサービス。4つの特徴は次のとおり。

  1. データ連携の構想策定から導入計画までを支援:企業や業界団体が取り組むべきデータ連携の構想立案を、戦略的な視点から支援。顧客のビジネス環境や業界特性を踏まえ、必要なステークホルダーの巻き込み、ルール・制度の整備導入に向けたロードマップ策定など、初期段階での企画・設計をリードするという。特に、業界横断での合意形成や制度設計など、構想段階での複雑な課題に対して、専門的なコンサルティングを提供するとのことだ
  2. データ主権と高機密性を両立するデータ連携基盤:同サービスが提供する企業間データ連携ソリューションは、認証・認可やコネクタ(データ交換用ソフトウェア)を提供し、データの保管場所や連携先を保有者自身が制御しながら他社とデータを共有する仕組みにより、顧客のデータ主権を確保。また、秘匿化実行・可搬実行技術などの先端技術を活用し、複数の企業が自社データを開示することなく、統合的に処理できる機能を提供予定だとしている。これらの機能を備えたデータ連携基盤は、安全な企業間データ連携にとどまらず、高い機密性が求められるデータの利活用を実現できる点が大きな特徴だという。なお、高機密データの連携・利活用を実現する付加価値機能は、企業間データ連携のビジネスニーズに合わせて順次拡充予定としている
  3. 多用な課題に対応できる機能構成:業界団体や企業グループのニーズに応じて、必要な機能を組み合わせて提供。たとえば、外部システムとのセキュアな連携や、機密データの統合分析など、具体的な課題に応じた対応が可能だとしている。また、同サービスで提供するソリューションは、政府関係組織等が策定したデータスペースのリファレンスアーキテクチャーへも対応しており、官民連携の枠組みを活用することで、自社のデータ利活用をより加速させられるという
  4. 専門人材によるソリューション導入・構築:構想策定後、NTTデータの専門チームが、技術的な観点からソリューション導入を支援。データ活用や業界知見を持つ人材が、環境構築や機能選定、設計、運用体制の整備など、実装・運用段階における具体的な技術支援を提供するという。これにより、構想を確実に実現し、継続的なビジネス価値の創出につなげることが可能だとしている
X-Curiaの提供サービスイメージ[画像クリックで拡大]

X-Curiaの提供サービスイメージ

[画像クリックで拡大]

想定される利用ユーザー例

  • 自社内の部門間をまたぐデータ利活用を目指す企業
  • 業界横断でのデータ連携・利活用を目指す企業
  • データスペースの構築を検討する業界団体・コンソーシアム
  • データエコシステム形成を推進する官民組織

 NTTデータは、同サービスのさらなる機能拡充とほかサービスとの連携を通じて、企業間データ連携の高度化と社会課題の解決を推進するという。製造業、物流、医療、金融、エネルギーなど多様な産業への展開を進め、2030年までに500億円規模の売り上げを目指すとしている。

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