大規模ユーザーの同時アクセスにも十分な性能を発揮
Snowflakeは高い性能を発揮できるが、チューニングによりさらに性能を向上させることができる。当時は、Snowflakeの日本オフィスがないだけでなく国内事例もないため、チューニングはSnowflake本社の支援を受けながら進めることとなる。もちろん、試行錯誤の連続で苦労することもあったが、現在では期待以上の性能で安定稼働しているという。
他のデータウェアハウス製品と異なり、Snowflakeはストレージとコンピュート部分が分離したアーキテクチャになっている。これはかなり斬新なものだと秦氏は指摘する。Snowflakeの良さは、このアーキテクチャに由来する部分も大きい。
これは秦氏だけでなく、チームの他の技術者メンバーも同様の感想をもっている。また、インテージテクノスフィアでは様々なシステムでクラウドを利用。Snowflakeも同じクラウドで動くため、それらのシステムとの連携もスムーズにできると評価する。
企業には様々なデータがあるが、活用できていない現状もある。まず、分散しているデータの統合と分析基盤が必要である。それを実現するには手間とコストがかかる。データから得られる価値以上の投資はできないため、なるべくコストを抑えて対応しなければならない。それを実現できるのがSnowflakeだと秦氏は述べる。
これは多くの会社で求められていることであり、今後インテージテクノスフィアでは、Snowflakeを使ったデータ統合による新たな価値を、顧客が得られるようにする取り組みを推進していく。