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RDBMSの良さを生かした開発をこれからも末長く、心地良く - 二階堂隆氏

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「僕、実は文系出身なんですよ。だからデータベースエンジニアとしての出自はあまりよろしくないかもしれない(笑)」―開始早々、ワン・オー・ワン 代表取締役社長 二階堂隆氏は笑いながらこう切り出した。ワン・オー・ワンが開発/販売する製品やソリューションは、バッチ処理システム開発ツール「101will」やWebアプリケーション開発フレームワーク「101NEO」など、いずれもデータベースの深い知識と理解がなければ作れないものばかり。そしてスタッフのほとんどが日本オラクル出身で、いわば"データベースのプロ中のプロ"の集まりだ。そのトップたる二階堂氏は、文系サラリーマン出身? はたして現在に至るまでどのような経歴を辿られてきたのだろうか―

はじめてのデータベースはInformix

「社会人のスタートは某オフィス機器メーカー販社の営業です。コピー機を売るんだとばかり思っていたら、なぜか僕が入って早々、会社がコンピュータに手を出し始めて。それでコンピュータ戦略部門みたいなところに配属されたんです。で、勉強していくうちにすっかり営業よりもコンピュータのほうがおもしろくなっちゃって、とりあえず情報処理技術者試験のIとII(当時)を取得して、とあるISVに転職しました」

―時はバブル絶頂期の1987年、社会人になって1年足らずだったが、迷いはなかった。

「Informixに関わるようになって初めて、
データベースというアーキテクチャの素晴らしさを知った」

この新しい職場で二階堂氏は、業務エンジニアとして初めてデータベースの世界に触れることになる。当時、OracleやSybaseと並ぶ三大データベース企業として勢いがあったInformix SoftwareのRDBMS「Informix」を使った仕事に関わるようになったのだ。

まだ、Windowsが世の中に登場する前の時代、デスクトップPCなどは皆無で、UNIXターミナル上でSQLを操作できるInformixは、勃興しつつあったRDBMS市場のなかでも徐々に一定のシェアを占めるようになっていた。「Informixには3年くらい、どっぷりと漬かっていましたね。販売在庫の管理システムなんかをよく作っていました。ただ、当時のInformixは(仕様の変更が頻繁にあったり、買収した企業の技術を投入したこともあって)もうバグだらけなんですよ。3年間格闘して、データベースそのものの仕様を理解しないとダメだな、と痛感しました」

―データベースというアーキテクチャは非常に洗練されていると二階堂氏は言う。CPU、メモリ、ディスクといったハードウェアリソースに対し、いかにレイテンシを抑えて効率良くアクセスするか、データベースはそのバランスが美しく保たれている。Informixに関わるようになって二階堂氏は日々データベースへの思いを強めていった。

そしてバブルがはじけ、世の中が不景気へと向かっていく中、二階堂氏が在籍していたISVは解散という道を選択する。「会社が解散と決まって、Informix、Sybase、Oracleの各日本法人の面接を受けました。ところが僕、Informixには落とされちゃったんですよ。このときInformixのシェアは40%くらいあって、受かっていたらそっちに行っていたでしょうね」と苦笑いしながら当時を振り返る。ちなみにInformixはその後、技術的にはさまざまな功績を残すものの経営的には大きな失敗を重ね続けた。そして2001年にIBMが買収、企業としては消滅する運命を辿っている。

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黎明期の日本オラクルとともに成長

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この記事の著者

五味明子(ゴミ アキコ)

IT系出版社で編集者としてキャリアを積んだのち、2011年からフリーランスライターとして活動中。フィールドワークはオープンソース、クラウドコンピューティング、データアナリティクスなどエンタープライズITが中心で海外カンファレンスの取材が多い。 Twitter(@g3akk)や自身のブログでITニュ...

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