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システム開発は要らない!タブレット導入のトリセツ

IoTは企業で"使えるモノ"になるか?

■第11回

 IoT(Internet of thing)は、たびたび「モノのインターネット」と訳されるが、それでは日本語として成立していない。著者は、IoTを「どんなものでもインターネットにつなぐことにより、今よりももっと面白いことができるぞ」という提言だと考えればいい、と説明している。

IoTとは何なのか?

 今までインターネットとは無縁だったもの、例えば椅子、机をインターネットに接続するとどうなるか。あるいは、冷蔵庫、電子レンジといった家庭用電化製品ではどうか。さらには、家そのものがインターネットに接続されることにより、どういったことを実現できるだろうか、といった視点で考えていくということだ。

 すでに多くの企業が、様々なIoT製品に取り組み始めている。なかには、いったい何の意味があるのか分からないものもあるが、一方で有意義な製品も出始めている。そしてそれらは、タブレットやスマートフォンと密接な関係があることが多い。

鍵をインターネットに接続するとどうなるのか?

 たとえば、ご存知のようにオフィスの鍵がカードキーになっている企業が増えている。クレジットカードサイズのICカードをオフィス入り口にあるリーダーにかざすと解錠されるというものだ。筆者も、前職ではそのようなカードキーを持っていた。女性社員からは迷子札などと揶揄されながらも、全員が首からカードキーを下げて社内を移動していた。

 ある程度の企業になれば、カードキーで管理することは有効だ。入退出時間が正しく把握できるし、不要な場所での立ち入りを禁止することもできる。A部門の社員は関係ある部屋にしか入れないように制限することが可能であり、またセキュリティレベル毎に管理することもできる。

 しかし、中小企業などでは、そのコストを捻出することが難しいというところもある。そういった企業、あるいは一般家庭でも利用できるようなスマートロックと呼ばれるものが出てきている。これらはインターネットに接続することによって実現しており、IoTと呼ぶことができるものだ。IoTは、決して大規模なものばかりではないという典型例だ。

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スマホで鍵を開閉できるAkerun

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この記事の著者

大木豊成(オオキトヨシゲ)

イシン株式会社 代表取締役シンガポール大学(現NUS)卒業
米国PMI認定Project Management Professional取得ソフトバンク株式会社で、Yahoo!BB事業立ち上げ、コンタクトセンター立ち上げ、おとくラインサービス立ち上げなど、事業・会社とサービスの立ち上げを担当。現在は「人と会社...

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