「不景気になるとERP導入に関わる人間が増える」という法則があります。本来であればイニシアチブを握るべき立場にある人たちが、自分ひとりで決断を下すことを恐れるためです。しかし、無軌道に関係者が膨張すれば、プロジェクトはあらぬ方向へと迷走し始めます。今回は、本来の目的を見失うこと無く、正しい判断基準を持つために必要な社内体制について解説します。
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鍋野 敬一郎(ナベノ ケイイチロウ)
米国の大手総合化学会社デュポンの日本法人に約10年勤務した後、ERP最大手のSAPジャパンへ転職。マーケティング、広報、コンサルタントを経て中堅市場の立ち上げを行う。2005年に独立し、現在はERP研究推進フォーラムで研修講師を務めるなど、おもに業務アプリケーションに関わるビジネスに従事している。
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