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執筆記事
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2015/07/01
「切れないように強化する」から「切れても復旧できるようなしくみを用意する」―2本の細い糸仮説とは?
消費者との関係構築は、「切れないように強化する」から「切れても復旧できるようなしくみを用意する」方が生涯価値を向上させる上で有用ではないでしょうか。今回ご紹介する「二本の細い糸」仮説は、「消費者との関係が切れても戻せるようにテクノロジで支援する」ことを目指す考え方です。
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2015/05/26
消費者の振る舞いを変える「データドリブンおべっか」――テクノロジーがもたらす新たな付加価値
「おべっかはできる営業マンの専売特許」という構図が崩れようとしています。テクノロジーとデータにもとづく「データドリブンおべっか」が登場しつつあるためです。テクノロジーの活用を、「見える化」止まりにせず、「振る舞いを変える」ことまで実現するにはどうしたらよいか?振る舞いを変えるための方法は、商品価値を損ねかねない「割引型クーポン」以外の施策はないのか?深謀遠慮を働かす広島の喫茶店の事例を通して「テクノロジー活用による振る舞いの変え方」と「金の匂いのするIoTのあり方」を検討します。
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2015/04/15
ソリューションありきは本末転倒!「店まで来ている客、棚まで来ている客」を購買に結びつけるデータ活用例
店舗におけるテクノロジの活用は、顧客の状況理解を詳細に行うためには有用ですが、「理解のための理解」ではなく、「施策につながる理解」でなければなりません。今回、エイジスやクックパッド、モバイル空間統計などの事例から、効果につながる施策のあり方について紹介します。
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2015/03/04
テクノロジー活用の主戦場は広大なフィジカル空間へ――リアル店舗の目配り、気配り、金配りを実装する
いま、テクノロジーの活用がさまざまな商売の様子をがらっと変えようとしています。ITやデータ分析といったテクノロジーの活用はインターネット空間からはじまりましたが、インターネット経済圏は規模で言えばGDPの1割に過ぎません。テクノロジー活用の主戦場は残りの9割にあたる広大なフィジカル空間での商売に移りつつあるのです。さまざまな業界でIoTやM2Mに関心が高まっていることや、Internet of Enverythingという言葉に注目が集まっているのもフィジカル空間への関心の高まりといえるでしょ...
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2012/11/05
“大統領選は新技術活用の見本市”―米大統領「選挙」におけるビッグデータの活用と課題
今回の米大統領選においては「ビッグデータ」の活用を指摘する報道が多く見られる。4年に一度行われる米国大統領選挙は、同年に行われるオリンピックと同様、新技術活用の見本市のようものだ。選挙戦におけるビッグデータ活用の可能性と危惧について概観する。
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2012/09/18
もし2020年にビッグデータ活用レストラン“ホットスタンバイ”が登場したら?ビッグデータ活用の可能性と課題
事業への情報・通信技術の活用が新しい段階に進展しつつある。これまでの「電子化・自動化」から「データからの知見の導出」という段階への進展だ。これを象徴的に示すのが「ビッグデータ」という言葉への注目だろう。ビッグデータは「活用すれば大儲け」ではなく「活用せねば廃業の危機」となる危惧すらある。直近事例を通して、ビッグデータ活用の可能性と課題を改めて確認する。
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2011/06/27
ビッグデータのリアルタイム処理が可能にするIBM、Google、Ericssonの先進サービスとは?
今回は、ビッグデータを「フロー型」にて活用される4つの事例について紹介したい。ビッグデータは、サイズの大きさのみならず、「高頻度で生成・収集」されるデータも併せて注目されている。フロー型活用においては、自ずとこの「高頻度データ」について注目することとなる。