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data tech 2018 講演レポート(AD)

あらゆる人がデータを使いこなせる時代がもうそこまで迫っている――Tableau 田中香織氏

 データ活用が企業の既知の課題となって久しい。その精度や難易度が上がる反面、より多くのユーザーが高度な分析を行えるようなテクノロジーが注目されている。その代表格とも言えるのが「Tableau」だ。機械学習、統計、自然言語、スマートなデータ準備などについての具体例、そしてスマート分析時代における人とデータとの関わり方について、Tableau Japan株式会社でアソシエイト セールスコンサルタントとして活躍する田中香織氏が自身の経験を踏まえつつ、デモンストレーションを交えながら紹介した。

「攻めのデータ活用」とは誰もが創造的になれる基盤があること

 近年、よく耳にする「攻めのデータ活用」とそのための基盤づくり。その真意について、Tableau Japan株式会社 アソシエイト セールスコンサルタントの田中香織氏は改めて問い直す。

Tableau Japan 株式会社 アソシエイト セールスコンサルタント 田中 香織氏

 データや統計に詳しい人がデータを活用できるようになることとすれば、一部の人だけがデータを使える世界というのは本当に意味があるのだろうか。逆に、すべての人が高度なデータベーススキルやPythonを書けるような世界になることだとしたら、本当にそんなことができるのだろうか。

 田中氏が考える、「攻めのデータ活用」が実現している世界とは、「すべての人が自然な思考と動作でデータから世界を理解し、個々人なりのクリエイティブなアイディアを創出するのを助ける基盤があること」だという。そのように考えた背景には、自身の経歴・経験があるようだ。Tableau Jedi Masterと称し、Tableauの正しい使い方を広めることを使命とする田中氏は、データの視覚化で社会貢献を目指すViz for Social Good東京支部のリーダーとして指名がかかるなど、データ活用の活動普及において高い評価を受けている。しかし、決して技術的に優れたスキルを持つわけではないという。

 「私はSQLやPythonなどにおいて高いスキルを持つわけでもなく、統計学を大学などで学んだわけでもありません。しかし、そんな私がデータの視覚化などで評価を得て、データの活用を語る場に講師として登壇することができたのか、自身の経歴を話すことから紐解いていきたいと思います」と田中氏は語る。

 もともと絵を描いたり、物語を作ったりすることが好きだった田中氏は、特別なビジョンも持たずIT企業に入社することになる。そこでプログラミングの基礎などを学んだものの、プロジェクトの本質的に解決したい課題を見出すことができず、仕事に対してやる気を出すことができなかった。仕事に対する価値を見出せず、プロジェクトから外される事もあったという。

 しかし、そんなある日、ふとしたことから出会ったのがTableauだった。その出会いについて、田中氏は「人生が変わった」と熱く語る。Tableauは、田中氏がもともと持っていた絵や物語を創出する力を活かし、自由な発想やアイディアを引き出してくれたのだという。

 「Tableauに出会う前は、自分の能力が仕事に役に立つものだとは思っていませんでした。しかし、人に何かを伝えるために、魅力的なビジュアルや物語をつくる能力がどれだけ役に立つのか、Tableauは気づかせてくれました。Tableauによって私は自分の能力を開花させることができたのです」

 他にも効率的に仕事を終えられるようになり、家族との時間を多く持つことができたという人、多くの人と知り合い世界が広がったという人などもいるという。田中氏いわく「Tableauは人の仕事を置き換えるツールではなく、様々な人の人生にポジティブな変化を起こす道具」というわけだ。

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すべての人のデータ理解に有用な「視覚化の力」

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この記事の著者

伊藤真美(イトウ マミ)

フリーランスのエディター&ライター。もともとは絵本の編集からスタートし、雑誌、企業出版物、PRやプロモーションツールの制作などを経て独立。ビジネスやIT系を中心に、カタログやWebサイト、広報誌まで、メディアを問わずコンテンツディレクションを行っている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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