91万人超の世田谷区を“官民ワンチーム”に。サイボウズ出身で、DXで「協働」を目指す松村副区長に訊く
「まるで別世界」IT企業から区役所職員に転身した1年を振り返る
東京都世田谷区の住民は91万8,000人あまりで、東京23区では最多。この数は47都道府県中39位の秋田県と40位の和歌山県の間に匹敵する。つまり、人口数で下位に位置する県レベルであるのが世田谷区だ。世帯数は約49万6,000で、単身か2人世帯が多い。外国人は約2万4,000人、高齢化率は20%を超えている。区内に17の大学、学部があり、公園は400ヵ所以上。これらから見えてくる世田谷区の姿は、働く場所というよりは人々が生活する場だろう。 多くの住民を抱える世田谷区の職員は1万400人あまり。その中の一人として、2022年6月から最高情報統括責任者(CIO)、最高情報セキュリティ責任者(CISO)、最高デジタル責任者(CDO)を務めるのが松村克彦副区長だ。
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谷川 耕一(タニカワ コウイチ)
EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...
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小山 奨太(編集部)(コヤマ ショウタ)
EnterpriseZine編集部所属。製造小売業の情報システム部門で運用保守、DX推進などを経験。
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