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MySQLはOracleに救われた―松信嘉範氏

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互いを高めあえる仲間を近くに

松信氏は現在、DeNAでインフラチームの一員としてその腕をふるっている。

「コンサルではできなかった、時間をかけてじっくりとデータベースに向き合う仕事ができるようになりました。もっともチームのメンバーからアドバイスを求められるときなどにコンサル時代の経験が役に立つことも多いですね。"こういう機能を実装をしたいんですが、DB的にはとうでしょうか"といった相談を受けると、ついコンサルの気分に戻ってしまいます(笑)」

「今でも相談を受けるとコンサル気分になる(笑)」

DeNAは現在、松信氏のほか、元サイボウズ・ラボの奥一穂氏など、実力あるエンジニアを多く採用している。また企業活動としてオープンソースカンファレンス(OSC)の支援を行ったり、海外のカンファレンスにエンジニアを参加させるなど、若いエンジニアにとって勉強する機会が多い職場でもある。エンジニアのキャリアパスが少ないと言われる昨今だが…

「エンジニアは日々の業務に追われがちですが、一歩踏み込んで知識を習得する、本質を理解しようとする姿勢をを持つことが大事だと思います。ある技術を使った開発をしたいのなら、手間を惜しまずにソースコードレベルまできっちりと調べる、情報のソースを海外までひろげる、コミュニティに参加して人脈をひろげるなど、とにかく自分で状況を整える努力が必要です」

そしてそのためには、やはり高い意識をもった人々と一緒に働くことが重要だと松信氏は言う。定型的な業務だけをこなしていてもエンジニアの成長には限界がある。社内セミナーや勉強会を一緒に行えるような仲間がいる環境は、キャリアアップの強い支えになるだろう。

「もうひとつアドバイスするなら」と、あえて付け加えてくれたコメントを最後に紹介しよう。

「技術者なら一度、トラブルシューティングはやっておいたほうがいい。作って終わり、ではなく、自分が書いたプログラム、自分で組んだシステムが、お客さんのところでどう動いて、どんなトラブルが起きたのかをきちんと知ることは、後々大きな財産になります」

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インタビューを終えて

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この記事の著者

五味明子(ゴミ アキコ)

IT系出版社で編集者としてキャリアを積んだのち、2011年からフリーランスライターとして活動中。フィールドワークはオープンソース、クラウドコンピューティング、データアナリティクスなどエンタープライズITが中心で海外カンファレンスの取材が多い。
Twitter(@g3akk)や自身のブログでITニュース...

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