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ビッグデータ社会のプライバシー問題

プライバシー保護がビッグデータビジネスを促進させる

■第1回

タイトルをみて「おや?」と思われた読者は多いのではないだろうか。ビッグデータを活用しようと考えている事業者にとって、プライバシーは阻害要因として受けとめられることが多い。ビッグデータが新たなビジネス機会として認識され始めた時期は確かにそうであった。しかし、今やプライバシーは、ビッグデータビジネスを手がける事業者にとって普遍的な関心事となり、理解が深まるにつれて、正面から保護対策を講じなければ展望が開けないことが共通認識になりつつある。本連載の第1回では、なぜプライバシー保護がビッグデータビジネスを促進するものであるかについて考えていく。

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この記事の著者

小林 慎太郎(コバヤシ シンタロウ)

株式会社野村総合研究所 ICT・メディア産業コンサルティング部 兼 未来創発センター 上級コンサルタント専門はICT公共政策・経営。官公庁や情報・通信業界における調査・コンサル ティングに従事。情報流通が活発でありながら、みんなが安心して暮らせる社会にするための仕組みを探求している。著書に『パーソナルデータの教科書~個人情報保護からプライバシー保護へとルールが変わる~』(日経BP)がある。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://enterprisezine.jp/article/detail/4817 2013/05/24 07:00

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