本書は、従来正しいとされてきた戦略論では競争優位を長期的に維持することが難しくなる時代において、組織および個人がどう対応していくか?という難題に対して、著者の分析と実践を通して解決策の体系を紹介した一冊です。日本企業の多くが例外なく直面している課題にも拘わらず、こうした考え方はまだまだ十分理解されていないように感じます。本記事ではこの壮大なテーマに対する著者の提唱内容のエッセンスを俯瞰してみたいと思います。
この記事は参考になりましたか?
- イノベーターの本棚連載記事一覧
-
- 競争優位が「瞬時に崩れ去る」時代の新しい戦略書『競争優位の終焉』
- なぜビジネスモデル変革が進まないのか? 企業内イノベーターへの処方箋『ホワイトスペース戦略...
- “次の流れ”を読むための『イノベーションの最終解』
- この記事の著者
-
津嶋 辰郎(ツシマ タツロウ)
INDEE Japan 代表取締役マネージングディレクター。
小学校時代に少年剣士として日本一を達成。大学では人力飛行機チームを創設し、鳥人間コンテストでは2度の優勝と日本記録樹立を果たす。その後、レーシングカーコンストラクターである童夢に参画し空力デザイナーとしてシリーズチャンピオンを獲得。半導体製...※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア