VMware ESXサーバとの接続
インストールが完了しサーバが再起動したら、SANmelodyの管理GUIを起動する。タスクバーに、データコアのアイコンがあるのでクリックし、”Open Computer Management”を選択する。
SANmelodyの管理GUIは、WindowsのMMC上にスナップインされる。機能や設定項目ごとにツリーになっており、Windowsを触った事があれば、違和感なく簡単に操作できる。また、SANmelodyのすべての設定は、設定後にApply Configurationを実行する事で反映される仕組みになっており、間違った操作を防ぐ仕様となっている。
初回起動時は、SANmelodyのサービスが起動していないため、起動の確認をするポップアップが表示される。ここでは、”はい(Y)”を選択して起動する。
次にSANmelodyサーバとVMware ESXサーバをEthernetケーブルで接続する。この際に、iSCSIのTCP/IPネットワークは、その他のネットワークと分けて専用のネットワークを構成する事を推奨する。また、ESXサーバ側ではiSCSI接続に必要な設定を行っておく(iSCSIのターゲット登録や、Firewall設定など)。ESXサーバ側の設定が終わると、SANmelodyからリンクアップを確認できる状態にしておく。
VMware ESXと接続が終わったらMMC上のSANmelody管理GUIから、アプリケーションサーバ情報をSANmelodyに登録する。これは、仮想ボリュームのマッピングを行うときなどに利用し、仮想ボリュームの「マスキング」と同様の効果がある。また、アプリケーションサーバ情報の登録では、サーバ名とOS Typeを設定するが、ESXサーバを登録するときはOS Typeを”VMware”と選択する。また、登録の際に、ESX-iSCSIイニシエーターポートも、SANmelody上のチャネルとして登録する。
ここまでのステップで、ESXサーバとSANmelodyの接続は完了となる。
VMware ESXサーバとの接続
- SANmelody管理GUIの起動
- ESXサーバでiSCSI接続に必要な設定を実施
- ターゲット登録やFirewall設定等
- ESXサーバとSANmelodyサーバをEthernetケーブルで接続(iSCSI接続の場合)
- iSCSI専用ネットワークを構成
- SANmelody上で、ESXサーバを登録