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ソフトウェア・ディファインド・ストレージの爆発的普及が始まる

IoT時代へ向けた将来構想

 ECSの提供形態だが、一つはサーバとソフトウェアがセットになっているアプライアンスの形態がある。もう一つはソフトウェア形態で、Dellや他社のサーバなどにインストールすると、ECSとして動き出す。

 その他、専用クラウドとマルチテナントクラウドが、年内に提供開始予定となっている。たとえばオンプレでECSを持ち、災害対策として専用クラウドを設定するなどの利用が可能になる。

 Webサーバを介さず、クライアントから直接ストレージに対して送信する形にすると、非常にインフラを軽くする事ができる。中村氏は「開発者がそれに慣れてしまうと、どこかにデータを保存する、という書き方をしたがらなくなります。そこで今後、絶対にオブジェクトストレージが必要、という形になっていくのです」と語る。

 また「ECSの特長として、一つのファイルをたとえばS3のインタフェースで使い、また、そのままHadoopでも使えるなど、これは元々のEMCの部分が言っていたData Lakeの考え方がそのまま使える形になっています」(中村氏)。

 将来構想としては、IoTにおいてセンサーから送信されたデータをECSに保存し、リアルタイムに保存・分析を行うプロジェクトNautilusなどがアナウンスされた。

 その他、ECS関連で発表されたのは、下記の通り。

  • 30%のスループット向上
  • スナップショットの機能追加
  • コンプライアンス強化
  • IPv6サポート
  • 外部鍵管理ソリューション
  • Hadoopディストリビューションへの対応を拡張
  • Dell PowerEdge 14Gをサポート

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日本ではまだまだこれから、ScaleIOの魅力

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この記事の著者

久原 秀夫(クハラ ヒデオ)

フリーランス/ITライター

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【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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