「データ活用新時代」連載一覧
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2011/04/08
ウェブの原理と「壁の中の庭園」― オープンデータの覇権を巡る争い
王者Google に立ち向かう挑戦者Facebookという構図は非常にシンプルで、それゆえに話題になりやすい。しかしながら、両者は一方が検索エンジン、もう一方がソーシャルネットワークという、質的に全く異なる種類のサービスである。「検索」と「ソーシャル」は、本質的には競合しない。にもかかわらずGoogleとFacebookとの間で激しい競争が行われているように見えるのはなぜか。そこには、「データのあり方」を巡る根本的な対立がある。
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2011/04/06
リアルタイム取得の視認者属性データが変える次世代マーケティング
アビックスと沖電気工業(以下OKI)が共同開発した「リアルなう」は、世界初の屋外用デジタルサイネージ向け視認者分析システムだ。通行人数に応じた屋外広告の“ 視認率” に加え、視認者の属性(性別・年齢)をコンテンツごとに計測が可能となっている。最新のデジタル技術が可能にした、データの取得技術の概要と、コンビニエンスストア店頭で行われている実運用の現状を紹介する。
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2011/04/05
究極のリアルタイムを追求するCEP製品
次々と発生するデータをリアルタイムに分析、変化をいち早く察知し、瞬時に適切なアクションを起こす。データ活用におけるリアルタイム性を極限まで追求する技術としてCEP(Complex Event Processing:複合イベント処理)に注目が集まっている。本レポートでは、主要ベンダーの事例を交えながら、その動向を紹介する。
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2011/03/31
DWHアプライアンスから変わる情報系システム
これまでBIツールを思い浮かべることが多かった企業のデータ活用だが、最近では「見える化」の枠に収まらない新しいデータ活用事例も増えている。進化するユーザーのニーズに対して、各ベンダーはどのような製品を提供しているのだろうか。本レポートでは、大量データへの対応という観点で、DWHアプライアンスを中心に取り組みをまとめる。
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2011/03/28
大量データや新社会インフラを支える注目の技術「ストリームデータ処理」とは?
次々と入力される大量のデータをリアルタイムに処理することで、いち早く変化の兆候を察知する。アルゴリズムトレードや新社会インフラなど、先進的な取り組みの基盤を支える技術としてストリームデータ処理、もしくはCEPと呼ばれる技術に注目が集まっています。今回は、10年近くにわたって研究開発を続ける日立製作所の製品担当チームを先生役として編集部に迎え、その技術的な概要をレクチャーしていただきました(協力:日立製作所)。
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2011/03/25
クラウドが実現するビッグデータビジネス
「データ解析で役立つ知見を導出しよう」とする主張に対しては「それはBIとか、DMとか、センサーネットとか言ったが、あまりうまくいかなかったのよ」と苦笑されることが多い。しかし、状況は変化した。クラウド利用の進展に伴うデータ集約、関連技術・研究の成熟、国内ICT産業の逼迫、苛烈化するユーザー企業の競争等を背景に、2010年代はビッグデータビジネスの隆盛が予想される。
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2011/03/24
位置測位技術で空間を拡張する 「ロケーション・アンプ」という考え方
位置情報とスマートフォンを使って新しい博物館の鑑賞スタイルを提案する「とーはくナビ」。その技術的概要について、開発を担当した株式会社クウジットの代表取締役社長 末吉隆彦氏に話を聞いた。
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2011/03/23
東京国立博物館が積極的にスマートフォンを活用する理由
東京国立博物館が2011年1月18日(火)から開催している「とーはくナビ」ではAndroid端末と位置情報データを活用した新しい鑑賞スタイルを提 案している。一見するとITとは無縁のように思える博物館が、なぜスマートフォンを使った先進的なチャレンジに至ったのか。プロジェクトの担当者に話を聞 いた。
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2011/03/22
Androidで博物館を3倍楽しむ!~東京国立博物館「とーはくナビ」レポート
今回の記事で紹介するのは東京・上野にある東京国立博物館で1月18日(火)から3月31日(木)まで開催されている「とーはくナビ」という催し。「博物館の新しい楽しみ方を提案する」というテーマのもと、スマートフォンと位置情報を活用したナビゲーションサービスを提供している。博物館が実践する新しいデータ活用のあり方とは・・・?
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2011/03/17
位置情報を活用した新たなマーケティング手法
位置情報を活用した様々なサービスが登場している。ほとんどの携帯電話にGPS 機能が搭載され、その利用が一気に拡大しているのは周知の通りだ。NTT ドコモでは、携帯電話の位置情報を自動的に定期測位するオートGPS機能を利用して、新たな行動支援サービスの実現を可能にした。
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2011/03/15
ビジネスのあり方を変革するBIの「進化」とデータ活用を支えるDWHアプライアンス
IBM、Oracle、SAPなど大手ベンダーによる相次ぐ買収によって、ここ2~3年注目を集めているデータ活用市場。その背景には、企業のビジネスプロセスやシステムの設計にも大きな影響を及ぼすBIの進化があるという。同分野に詳しいガートナーの堀内秀明氏に話を聞いた。
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2011/03/14
クラウド時代のDWH/BIアーキテクチャ最新動向
DWHとBI。古くて、しかも新しいといえる分野だが、2010年代を迎えた今、クラウド・コンピューティングがIT アーキテクチャそのものを大きく変えようとしており、BI/DWHもその影響を受けつつある。本稿では、クラウド・コンピューティングがBI/DWHシステムのアーキテクチャに与えるであろう影響と、クラウド・コンピューティングのアーキテクチャのもとで構築されている最新のBI/DWHシステムの事例を解説し、今後のDWH/BIアーキテクチャの方向性について考察していく。