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2017/08/10
IoTサイバーセキュリティは、1社だけでは完結できない――ファーウェイ・セキュリティ担当CTO
現在、業界の垣根を越えて大きな検討課題となっているのがIoTセキュリティだ。IoTが今後、産業や社会インフラの領域に広く定着していくうえで、セキュリティの問題解決は避けては通れない。ICTソリューションベンダーで通信機器大手の中国・華為技術(ファーウェイ)もIoT時代を見据え、セキュリティソリューションの開発に積極的に取り組んでいる企業だ。様々な標準化団体でセキュリティ分野のボードメンバーを務める同社セキュリティ担当CTO、トビアス・ゴンドロム(Tobias Gondrom)氏は、「IoTサイ...
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2017/07/25
中国が生んだ巨大企業ファーウェイ、その強さの秘密――エンタープライズ市場でも着実に強まる存在感
1億3900万台のスマートフォンを世界で出荷し(2016年度)、市場シェアはサムスン、アップルに次ぐ世界3位のファーウェイ(華為技術)。1987年に中国・深セン市に会社を設立してから、わずか30年で世界170ヵ国で18万人を超える従業員、売上8兆7316億円、純利益6211億円に及ぶ巨大企業にまで駆け上がってきた。日本では、スマートフォンなどコンシューマー向け端末で馴染みのあるファーウェイだが、基地局や中継局、ネットワーク構築など通信事業者向けのネットワーク事業で圧倒的なグローバル市場シェアを...
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2017/07/06
テクノロジ―の進展と並走し続けるサイバーセキュリティ――FFRI代表 鵜飼裕司氏と振り返る10年の変遷
企業のIT活用が多様化し、複雑化するに伴い、セキュリティ上の脅威もまた多様化し、複雑化している。日々進化する攻撃技術や脅威に目を向け、サイバーセキュリティ分野におけるセキュリティリサーチチームを擁し、国内で対策技術の研究開発を続けるのが株式会社FFRIだ。標的型攻撃の対策製品「FFRI yarai」でも知られる同社だが、今年で創業10周年を迎える。また、企業のIT活用を支援することを目的に情報を発信してきた「EnterpriseZine」もメディアを開設して10周年。そこで今回、FFRIの創業...
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2017/06/30
FinTechの尖兵「金融API」に率先して乗り出したジャパンネット銀行
FinTechで取り上げられているさまざまなIT技術の中でも、特に取り組みが先行して進んでいるのが、銀行の金融サービスをAPIとして公開し、外部のサービスから利用することでイノベーティブなビジネスを実現する「API連携」だ。各メガバンクが率先して取り組みを進める中、独自の戦略でAPI公開を進めるのがインターネット専業銀行のジャパンネット銀行だ。同社の担当者に、API連携に乗り出した背景や戦略などについて聞いた。
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2017/04/19
インフラや運用に固執していては何も始まらない――DX実現に向けてIT部門がやるべきことは?
新しいビジネスモデルや企業競争の優位性に絡めて、「デジタルトランスフォーメーション」(DX)という用語をよく耳にするようになってきた。こうした潮流で変化するのはビジネスだけではない。ITインフラや運用モデルも対応していく必要がある。EnterpriseZine Day 2017「デジタル時代を支えるITインフラ戦略」の特別講演で、IT管理者やインフラ担当がおさえておくべきポイントをIDC Japanリサーチマネージャ 入谷光浩氏が解説した。
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2017/03/22
ビジネスファーストで機会損失をさせないインフラ構築を―ヤマハ発動機のデジタル施策とITインフラ戦略
スピードと柔軟性が求められるデジタル時代、グローバル企業として着実な成長を遂げているヤマハ発動機では、多彩な事業活動を支えるITインフラをオンプレミスとクラウドを組み合わせたハイブリッド環境で構築しているという。2017年2月21日に開催したEnterpriseZine Day 2017「デジタル時代を支えるITインフラ戦略」の中で、ヤマハの具体的な施策と設計思想について、ヤマハ発動機株式会社プロセス・IT部 デジタル戦略グループ主務の原子拓氏が紹介した。