データ分析に関する記事とニュース
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2013/07/17
意思決定の質を向上させる統計的検定のすすめ 「“カイ”より始めよ」
前回の記事では、分析を開始する前には、仮説をチェックし分析で達成したい目標(ゴール)に関するあいまいさを排除すべきこと、および、データ分析においても「80対20の法則」は有効で、やみくもにデータを集めるのではなく必要不可欠なデータを十分に見極めた上でデータを収集すべきことについて、ご説明しました。今回は、「データの分析」と「統計的な解釈」について、ご説明いたします。今までの連載はこちら。
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2013/06/18
データ分析にも有効な「80対20の法則」
前回は、ビジネスにおける“正しい”分析プロセスとは、事前に準備された計画に沿いつつ、さまざまな状況変化に応じて臨機応変に対応するものであること、そのなかで「ビジネスの世界」と「データの世界」を行き来するものであることをご説明しました。また、プロセスの最初のステップである「課題の設定」では、課題の明確化や仮説の洗い出しが重要であることについて解説しました。今回は、2番目と3番目のステップである、「分析ゴールへの翻訳」と「データの収集」について、ご説明いたします。
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2013/06/04
データサイエンスは、「ビジネスの世界」と「データの世界」を巡る旅
前回は、データサイエンスに関してビジネス部門の方々にとって大切なことは、ソフトウェアや分析手法の詳細を理解することに時間を費やすのではなく、データサイエンスを通して成果を得るのに欠かせない知識やスキルの習得に注力すべきであること、そして、そのための最初のステップが正しい分析プロセスの理解であることをご説明しました。今回からいよいよ、分析プロジェクトにおいてよくある「落とし穴」やその「回避方法」をまじえながら、ビジネスにおける正しい分析プロセスについてご説明いたします。
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2013/05/10
データサイエンスのすすめ-ビジネス部門の意思決定に必要なものは「ソフトウェア」や「分析テクニック」ではない
ネットや書籍で目にする機会が急激に増加している「データサイエンス」は、これからのあらゆるビジネスパーソンに必要なスキルです。なぜなら、答えが見えない、何が問題なのかさえ分かりにくい現在のビジネス環境では、データサイエンスを使いこなせるかどうかで、圧倒的な差がつき、これまでのビジネスや組織のあり方を変革するほどの影響力を持つからです。本連載では、主にビジネス部門に所属する多忙なミドルの方々に向けて、データサイエンスを効率よく理解し、そこから成果を得るためのポイントをご説明いたします。
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2013/03/25
【Excelデータ分析講座】6-4 ソルバーによる製品在庫計画~ソルバー編
今回は、ある製品の倉庫別の在庫計画を行います。倉庫は3か所に存在し、配送地域は6つに分かれています。配送コストは倉庫と配送地域の組み合わせによって異なります。地域ごとの需要予測を満たす在庫数を各倉庫に分散させますが、倉庫によって在庫の上限数は決まっています。このような条件下で輸送コストを最小化する在庫数を求めるのが命題です。そこで、ソルバーを利用して、輸送費が最小になる倉庫ごとの在庫数を計画します。
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2013/02/22
【Excelデータ分析講座】6-3 ソルバーによる製品販売計画~ソルバー編
今回は、ある製品の顧客別の販売計画を行います。顧客との力関係によって、各々販売単価が異なります。顧客ごとに販売が可能な最大数量と、取引を継続するうえで最低限販売したい数量も存在します。そして、生産できる製品数量の上限も存在する中で、売上を最大化したいというのが命題です。そこで、ソルバーを利用して、売上が最大になる顧客ごとの販売数量を計画します。
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2013/02/05
【Excelデータ分析講座】6-2 ソルバーによる商品棚割計画~ソルバー編
商品を販売するための店舗の棚はスペースが限られていますので、より大きな売上や利益を確保するために限られたスペースの活用方法を考えることが重要です。今回は、ソルバーを利用して、売り場の利益が最大になる商品の配置(棚割)を計画します。
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2013/01/18
【Excelデータ分析講座】6-1 ソルバーの基本操作~ソルバー編
前回の「Excelデータ分析講座~分析ツール編」で行った事業計画のように、一定の制約条件の中で、最適な値の組み合わせを求めることをプランニングと呼びます。このようなプランニングは、データ分析の一つの重要な分野です。Excelのソルバーは、このプランニングを行う際に威力を発揮するツールです。「Excelデータ分析講座~ソルバー編」では、基本的なソルバーの利用方法とそれらを利用したデータ分析の3つの例(商品棚割計画、製品販売計画、製品在庫計画)を説明します。第1回の今回は、ソルバーの基本操作について...
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2012/12/27
【Excelデータ分析講座】5-4 ピボットテーブルによるメルマガ効果分析~ピボットテーブル編
ピボットテーブルの集計フィールド機能を利用すると、計算式を定義することで、元のデータにない値を作成し、分析対象の数値に含めることができます。今回は、集計フィールド機能を利用して、ECサイトが配信しているメールマガジンのレスポンス結果データからレスポンス率やコンバージョン率を計算し、メルマガ効果を分析します。
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2012/12/13
【Excelデータ分析講座】5-3 ピボットテーブルによる宿泊予約分析~ピボットテーブル編
前回の店舗分析では、集計値をさまざまな角度からグラフに表示して分析しました。今回は、これをさらに一歩進めて、複数のスライサーを利用して、注目すべきデータを複数の条件で絞り込んでいきます。例として、宿泊予約のデータを使用して、集客活動を集中すべき顧客層の宿泊日数と人数、予約チャネル、居住地といった属性を明らかにしていきます。
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2012/11/15
【Excelデータ分析講座】5-2 ピボットテーブルによる店舗分析~ピボットテーブル編
ピボットテーブルの特徴は、なんといってもさまざまな角度からの集計値を、簡単な操作で次々と切り替えて表示できることです。ピボットテーブルにピボットグラフを組み合わせれば、より視覚的にデータを分析し、傾向や問題点を見つけ出すことができます。今回は、ピボットテーブルとピボットグラフの組み合わせによる店舗分析の例を説明します。
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2012/10/23
【Excelデータ分析講座】5-1 ピボットテーブルの基本操作~ピボットテーブル編
前回までの連載「Excelデータ分析講座~テーブル編」では、テーブル機能により初歩的なデータ分析操作を効率的に行えることを紹介しました。今回ご紹介するピボットテーブルは、テーブルに収められたデータから集計を行い、結果をさまざまな角度から表やグラフで表示できる、より強力なデータ分析機能を持っています。「Excelデータ分析講座~ピボットテーブル編」では、基本的なピボットテーブルの利用方法とそれらを利用したデータ分析の3つの例(店舗分析、宿泊予約分析、メルマガ効果分析)を説明します。第1回の今回は、...
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2012/10/05
【Excelデータ分析講座】4-4 テーブルによる成長性分析~テーブル編
企業が持続的に成長するためには、新規事業を起こすことも必要ですが、既存事業のなかから成長性の高いものを見つけて、重点的に資源を配分していくことがたいへん重要です。今回は、企業内の複数の事業に関して、過去の売上高の推移データから成長性を分析し、どの事業が今後成長を見込めるのかを検討していきます。成長性の分析には、移動平均、CAGR、ファンチャートの3つの方法を使用します。
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2012/09/19
【Excelデータ分析講座】4-3 テーブルによる在庫回転率分析~テーブル編
在庫の効率性を分析する際に使用される代表的な指標に在庫回転率があります。特に在庫量の大きい製品については在庫回転率を定常的に監視して、不良在庫が発生しないようにしなければなりません。今回は、テーブル機能を利用して、最初に在庫回転率を計算します。次に、在庫量の大きい製品をランキング分析の一種であるABC分析を行い、定常的に在庫回転率を監視する必要のある製品を決定します。
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2012/08/31
【Excelデータ分析講座】4-2 テーブルによる営業成績分析~テーブル編
多数の営業担当者の営業成績から、いろいろな条件で表彰者を選抜する場合、条件に応じてデータを並べ替え、上位者を見つけ出す必要があります。これは、ランキングと呼ばれるごく初歩的なデータ分析の一つです。今回は、テーブル機能を利用したランキング分析を行い、営業担当者の成績データから表彰対象者を見つけ出します。
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2012/08/08
【Excelデータ分析講座】4-1 テーブルの基本操作~テーブル編
Excel 2007から登場したテーブル機能は、データベースのようにデータを2次元の表として扱える機能です。フィルター、並び替え、集計といったごく基本的なデータ分析操作を効率よく行うことができます。また、これまで登場した「グラフ」や「統計関数」といった機能と併用することで高度な分析をより効率的に行うことができます。「Excelデータ分析講座~テーブル編」では、基本的なテーブルの利用方法とそれらを利用したデータ分析の3つの例(営業成績分析、在庫回転率分析、成長性分析)を説明します。第1回の今回は、...
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2012/07/23
【Excelデータ分析講座】3-4 分析ツールによる事業計画~分析ツール編
事業計画の目的は、企業がより多くの利益をあげるための施策と、その施策の結果を評価するために目標数字を決定することです。この事業計画の際に行われるデータ分析の中でもっとも基本的なものが損益分岐点分析です。今回は、損益分析点分析と分析ツールを利用した売上高シミュレーションを行い、損益分岐点比率を下げるための事業計画を検討していきます。
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2012/06/29
【Excelデータ分析講座】3-3 分析ツールによるアンケート分析~分析ツール編
今回は、飲食店のお客様に記入していただいたアンケートの結果を分析します。最初に平均値とレーダー・チャートによる分析を行い、次に分析ツールの「ヒストグラム」を利用した分析を行います。最後に分析ツールの「相関」を利用して「次回来店」につながるアンケート項目を絞り込み、リピート客を増やすために注力すべき施策を検討します。
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2012/06/11
【Excelデータ分析講座】3-2 分析ツールによる需要予測~分析ツール編
適正な数の在庫を持つために行うデータ分析には、以前の連載「統計関数編」で行った安全在庫の計算の他に、今回説明する需要予測があります。需要予測のやり方には多くの計算方法が存在しますが、今回は、もっとも理解しやすいと思われる移動平均を使用します。移動平均の計算は統計関数でも可能ですが、ここでは分析ツールの「移動平均」を利用します。
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2012/05/24
【Excelデータ分析講座】3-1 分析ツールの基本操作~分析ツール編
前回の連載「Excelデータ分析講座~統計関数編」では、様々な統計関数について説明しましたが、一つ一つ計算式を考え、セルに入力していくのは手間がかかります。Excelの分析ツールは、これらの統計関数による分析のいくつかをテンプレート化し、ダイアログ・ボックスやウィザード形式で、パラメータを入力していくだけで計算結果をもとめることができるツールです。今回の連載「Excelデータ分析講座~分析ツール編」では、基本的な分析ツールの利用方法とそれらを利用したデータ分析の3つの例(需要予測、重回帰分析、相...