「経営・イノベーション」に関する記事
-
2013/10/15
デザイン思考における「インタビュー」を成功させる方法
前回の記事では、インサイトの獲得に欠かせない現場調査である「観察」について紹介した。今回は、観察と同様に重要な現場調査「インタビュー」について取り扱う。インタビューの正否を決める「共感」、質問の準備方法や実際の手順、インタビュー時に気をつけることなどを紹介する。
-
2013/10/11
「Empathy(=共感)」を起点にした“モノ+サービス発想”をデザインするプロセス
前回は「モノ+サービス」が進化する過程を整理し、「ハードウェア+ソフトウェア」という「モノ+サービス」の進化を例にして、現在に至るまでの組み合わせの進化を概観し、今後の進化をの方向性を提示しました。今回は「モノ単体での発想」から「モノ+サービス発想」へ移行するためのポイントについてお伝えします。
-
2013/10/10
イノベーションに効く洋書01:“Ten Types of Innovation: The Discipline of Building Breakthroughs” 後編
第1回目の前編につづき“Ten Types of Innovation: The Discipline of Building Breakthroughs”を紹介します。今回は、本書の中核である応用・実践部分(イノベーティブな企業の分析、業界分析、自社のイノベーション)を語っている後半の内容を紹介します。前編はこちら。
-
2013/10/09
プレイヤーもデバイスも多様になった教育系ベンチャーは“情熱”が際立つ
2013年9月14日、デジタルハリウッド大学院駿河台ホールにて「EdTech JAPAN Pitch Festival Vol.3」が開催された。3回目となる本イベントでは、子ども向けから中高生、広く一般向けのサービスまで、幅広い分野のEdTech企業・団体が登壇し、「教育の多様性」をテーマにしたイベントとなった。
-
2013/10/04
「機会と脅威」と「強みと弱み」の定量化、変化する事業環境での「戦略の選択」
前回は、自社の強みや弱み、機会や脅威、重要成功要因などのアセスメント要素から戦略を決定するプロセスについてご説明しました。今回から数回にわたり、さらに踏み込んだ評価分析手法やビジネスのダイナミズムに関して議論していきたいと思います。過去の連載は、こちらから。
-
2013/10/03
イノベーションに効く洋書01:“Ten Types of Innovation: The Discipline of Building Breakthroughs” 前編
イノベーションに関連する書籍を紹介していく新コーナー「イノベーターの本棚」を開始します。本コーナーの第1回目である今回は、“Ten Types of Innovation: The Discipline of Building Breakthroughs”を紹介します。イノベーションを実行し構築するための要素を「10の類型」として示し、どのような組み合わせがあるのかを、成功企業のケースや業種/業界特有の組み合わせ方などを解説したビジュアルブックです。今回、次回と2回にわた...
-
2013/10/02
「オープンガバメント」が創発するイノベーション ~ニューヨーク市におけるデジタル化の取組み
今回は、ネット選挙における有権者と政治の関係の変化ではなく、現在既に起きている「行政と企業や市民の関係性の変化」を考察していく。ニューヨーク市における「オープンガバメント」の取組み題材に、私たちが住む都市が、ネット社会にどう対応し、市民がどのように行政に関わっていくか。行政を通じた社会課題の解決にとどまらない新しいビジネスの創発、行政サービスの変化による都市のブランディングなどの新しい動きに注目する。企業・市民・行政を巻き込んだ新たなビジネスの生態系を、デジタル化を手段としたオープンイノベーショ...
-
2013/10/01
「戦略意思決定手法」 (2)分析・シミュレーションを活用し、複雑で不確実な事業を直感的に理解する
前回は、戦略意思決定手法のなかで、曖昧で複雑な考えを整理する手法をご紹介しました。前回ご紹介した「デシジョンヒエラルキー」、「ストラテジーテーブル」、「インフルエンスダイアグラム」を活用して、まずは自分の考えを整理し、同僚や意思決定者と共有してみることをお勧めいたします。しかし、企画者が考えてきたことを同僚や意思決定者に理解してもらうのは、そのアイデアの新しさや不確実性のために、かなり時間と手間がかかるものです。そこで今回は、直感的な理解を可能にする分析やシミュレーションをご紹介します。感度分析...
-
2013/09/30
インサイトを知るための「現場調査」で重要なこと
前回の記事では、ユーザーのニーズに焦点を当て、言語化が難しいインサイトやエクストリーム・ユーザーについて言及した。今回は、現場での調査方法である「観察」、「インタビュー」、「没入」の3つを紹介し、特に「観察」の方法や注意点について取り上げる。なお、現場で記録を取る際の練習ができるワークシートも添付している。
-
2013/09/27
「モノ+サービス」発想のためのサービスデザイン-“進化の過程”から得られるヒント
社会・経済の成熟化に伴うモノの飽和、製造業のグローバル競争化に伴う製品の低価格化、情報通信環境の変化などによって、付加価値の源泉が「モノ単体」から「モノ+サービス」に移行しています。技術や品質で付加価値を提供してきた日本の産業界において、この変化は大きなチャレンジになっています。2回に分けてモノ+サービス発想のためのサービスデザインのポイントについてお伝えします。第1回は「モノ+サービス」進化の過程を整理し、第2回ではモノ単体発想からモノ+サービス発想へ移行するためのポイントについてお伝えします...
-
2013/09/25
1,000円のコーヒーを高いと思わせない方法とは?「付加価値」を高める経営に必要なこと
前回の記事では、変動損益計算書の特徴を説明しました。変動損益計算書で把握できる限界利益は、付加価値そのものです。今回は、変動損益計算書を作成するために必要となる変動費、固定費の特徴を紹介します。変動費、固定費の特徴を理解したうえで、変動損益計算書を作成することが、事業計画では非常に重要です。なぜなら付加価値を高める経営につながるからです。詳細を解説していきましょう。
-
2013/09/24
ユーザー自身も言語化できない「インサイト」を発見するヒント
これまでの連載では、デザイン思考の全体像と、デザイン思考を活用する前に必要な事前準備について説明した。課題設定と課題解決に必要な知識の整理だ。今回は、知識の1つとして欠かせない「ユーザーのニーズ」に焦点を当てる。具体的には「ユーザーが言語化できないニーズ:インサイト」をトピックとして扱い、インサイト発見に有益なエクストリーム・ユーザーについて紹介したい。
-
2013/09/20
組織を「創造的な体質」に変える方法-クリエイティブ・シフトとは?
イノベーションのための手法やプロセスが実際に活用され、実りある成果を生むためには、組織が「創造的な体質」になっている必要がある。それでは、どうすれば組織の体質を変え、創造性が発揮される状態をつくることができるのだろうか?本連載では、組織を創造的な体質に変える「クリエイティブ・シフト(Creative Shift)」の方法について考えていく。特に、「パターン・ランゲージ」という新しい方法を導入・活用した創造的な組織づくりの実践について紹介する。
-
2013/09/19
アセスメントとは、自社のビジネスに作用する影響要因を判定すること
今回から2回にわたり、ビジネス計画の論理的な構造を表すモチベーションモデルの2つ目の柱である「アセスメント」についてご説明していくことにしましょう。今回は、アセスメントに関連する要素の定義、アセスメントから戦略決定に至るまでの一連のプロセスについて見ていくことにしましょう。過去の連載は、こちらから。
-
2013/09/18
ロジカルシンキング vs ビジュアルシンキングではない
本連載「ノンデザイナーのための『伝わる』ビジュアルシンキング」は、「たのしいインフォグラフィック入門」の著者(ビジュアルシンキング運営)がノンデザイナーのために、ビジュアルシンキングの活用方法やコツを解説します。連載第1回目は、対比されることの多いロジカルシンキングとビジュアルシンキングの関係をテーマにします。
-
2013/09/17
世界を「知覚」し“行動につながる”課題を発見する:デザイン思考の第一段階
前回の記事では、デザイン思考の全体的なプロセスについて紹介した。今回は、プロセスの第一段階である「知覚」に焦点をあて、まず何を把握すべきかについて、3つの要素(1:メンバーの特性、2:ユーザーの課題、3:課題解決に関わる知識)について、それぞれ紹介したい。
-
2013/09/13
ネット選挙からネット政治へ、そして「社会課題の解決」へ~Yahoo!みんなの政治 白石久也プロデューサーに訊く
これまでの政府や大企業、団体などの既存の仕組みとの関係性が、ウェブやテクノロジーをもとにした「個」や人のつながりによるソーシャルの力によって、大きく変容し始めている。その力は、新しい価値や市場を生み出すなど、社会全体を大きく変える力を秘めている。長期連載の第1部は、「ネット選挙」を題材にウェブやテクノロジーと政治、そして「市民」と「政治」の関係性の変容を紐解きながら、社会課題を「個」の力でどう解決する力を持つのかを考察していく。今回は、2006年から政治情報のポータルサイトを運営する「Yahoo...
-
2013/09/11
「未来洞察」実践講義-得られた気づきを事業に活かしサービスをデザインする
前回は未来洞察が必要とされる背景や、イノベーション創発プロセスの起点としての有用性についてご紹介しました。今回は実際に未来洞察を行う際の手順を中心にご紹介します。
-
2013/09/09
デザイン思考は多様性を持つチームの「共通言語」
前回の記事では、デザインは問題解決であると定義した。今回は、デザイン思考が問題解決のために異分野の知性を統合するプロセスであることを紹介したい。そのために、分析的思考と直観的思考の比較、デザイン思考のプロセス例としてIDEOやスタンフォード大学d.schoolで活用されている構造を紹介する。
-
2013/09/04
ビジネスモデルの仮説精度を高める「6つの外部要因」による複数シナリオ検証
今回から、ビジネス計画の論理的な構造を表す「モチベーションモデル」の主要な要素について、ご説明していくことにしましょう。まずは、皆さんのビジネスに何らかのインパクトを与える可能性のある「影響要因」からスタートしていきましょう。過去の連載は、こちらから。