「モバイル活用」記事一覧
モバイル活用
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2013/12/11
日本での経済効果が5.4兆円といわれるオープンデータ、諸外国の取組みと日本での可能性
前回は、ニューヨーク市のデジタル化を考察しながら、政治行政のプラットフォーム化へのシフトと都市のブランディング、それに伴うビジネス創発について述べてきた。今回は、オープンガバメントの動きの一つにも捉えられているオープンデータに関して、具体的に述べていきたい。デジタル化によってさまざまなデータがアーカイブされる時代において、データを利活用するためのフォーマットを構築し、データを通じて市民課題解決やビジネス創発が期待されている。行政・企業・市民のそれぞれにとって武器となるデータを、どのように活用す...
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2013/11/06
新規事業の「失敗パターン」と「ジレンマ」-プロセスを“目的化”させないリーンスタートアップ
2012年の日本語版出版を機会に認知が広がっている「リーンスタートアップ」。その本質を「プロセスコンサルタント」であり、実際に数々の企業への導入支援を行っているコンサルタントがお伝えする本連載。書籍を読んで頭では概念を理解していても、どのように導入を成功させ、事業の実績につなげていくことが出来るか分からない、というみなさんを対象にお送りします。第一回目の今回は、多くの方が導入に失敗する理由である「プロセス」と「メソッド」のジレンマがテーマです。熱心に新規事業に取り組む組織がなぜか陥る典型的なパ...
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2013/10/25
イノベーションを生みだし続ける組織のあり方-「コネクト型組織」とは?
本書『コネクト(原題ConnectedCompany)』は世界的なベストセラーとなった『ゲームストーミング(Gamestorming)』の著者によるイノベーション組織づくりの手引です。前著である『ゲームストーミング』はアイデア導出をいかに楽しくクリエイティブに行うかの手引書で、一般的なオフィスの堅苦しい環境を超えたアイデア導出の方法論が世界中のイノベーターたちの共感を呼びベストセラーとなりました。本書には、前著のテーマをさらに拡張し、イノベーションを生み出し続ける組織のあり方について、その前提...
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2013/10/21
「自炊代行」判決と「電子出版権」新設の動きから見る、電子書籍の著作権問題
先日の9月30日、いわゆる「自炊代行」に関する地裁判決が出された。結論は「自炊代行」は(権利者の許諾がなければ)著作権侵害にあたるというものだった。ちょうどよい機会でもあるので、このタイミングで電子書籍に関する著作権制度上の論点についてまとめ、本連載の最終回としたい。
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2013/10/18
国家戦略としてのイノベーションを多様な論客が語る~第4回トポス会議レポート:前編
2013年10月2日、六本木ヒルズ森タワー・アカデミーヒルズ内ホールにて「第4回トポス会議」が開催された。トポス会議は、研究組織「ワールド・ワイズ・ウェブ・イニシアティブ」(略称w3i)が、産業人や研究者らを集め、世界の様々な課題を「世界の賢者と考える」場(トポスはギリシャ語で場の意)としてシリーズ開催している会議。今回は「日本のイノベーションのパラダイムシフト」と題し、w3iの発起人の1人で多摩大学大学院教授の紺野登氏がモデレーターを務め、学術、ビジネス、行政に携わるパネリストたちが日本に求め...
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2013/10/09
プレイヤーもデバイスも多様になった教育系ベンチャーは“情熱”が際立つ
2013年9月14日、デジタルハリウッド大学院駿河台ホールにて「EdTech JAPAN Pitch Festival Vol.3」が開催された。3回目となる本イベントでは、子ども向けから中高生、広く一般向けのサービスまで、幅広い分野のEdTech企業・団体が登壇し、「教育の多様性」をテーマにしたイベントとなった。
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2013/10/02
「オープンガバメント」が創発するイノベーション ~ニューヨーク市におけるデジタル化の取組み
今回は、ネット選挙における有権者と政治の関係の変化ではなく、現在既に起きている「行政と企業や市民の関係性の変化」を考察していく。ニューヨーク市における「オープンガバメント」の取組み題材に、私たちが住む都市が、ネット社会にどう対応し、市民がどのように行政に関わっていくか。行政を通じた社会課題の解決にとどまらない新しいビジネスの創発、行政サービスの変化による都市のブランディングなどの新しい動きに注目する。企業・市民・行政を巻き込んだ新たなビジネスの生態系を、デジタル化を手段としたオープンイノベーショ...
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2013/09/27
iPad、Android、Windows…結局タブレットはどれを選べばいいの?iPadビジネス活用の“いま”(後編)
iPad、Android、Windows…多くのタブレットが乱立するなかで、法人向けタブレットの導入はどのような基準で選択していくべきか?後編では、各タブレットの具体的な利用シーンを踏まえて、ユーザーがとるべき最適な選択肢や押さえておくポイントについて考えていこう。
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2013/09/20
便利なのに使っちゃいけないってどういうこと? モバイルが抱える矛盾を日本HPに聞く
IT管理者にとって、モバイルは頭が痛い。いままでであれば、十分な検討時間を経て社内で利用するポリシーと手順を作り、企業内に浸透させてきた。ところが、スマートフォンやタブレットは待ったなしだ。多くの従業員がスマートフォンを個人で利用し、業務をこなしていく。当然、そのデバイスで会社のメールやスケジュールを見たいというニーズが出てくる。対応できている企業はどのくらいあるだろうか。すでに現状は、いかにして私物デバイスを許容し、管理していくかというフェーズにある。すぐにやるべきこと、最終的に目指す場所の...
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2013/09/13
ネット選挙からネット政治へ、そして「社会課題の解決」へ~Yahoo!みんなの政治 白石久也プロデューサーに訊く
これまでの政府や大企業、団体などの既存の仕組みとの関係性が、ウェブやテクノロジーをもとにした「個」や人のつながりによるソーシャルの力によって、大きく変容し始めている。その力は、新しい価値や市場を生み出すなど、社会全体を大きく変える力を秘めている。長期連載の第1部は、「ネット選挙」を題材にウェブやテクノロジーと政治、そして「市民」と「政治」の関係性の変容を紐解きながら、社会課題を「個」の力でどう解決する力を持つのかを考察していく。今回は、2006年から政治情報のポータルサイトを運営する「Yahoo...
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2013/09/03
Surfaceの法人向け販売開始+Nokiaの買収で加速するMicrosoftのデバイス戦略
MicrosoftのタブレットであるSurface、店頭での販売は好調なようだ。「週によってはiPad miniより売れています」と日本マイクロソフト代表執行役社長の樋口泰行氏。そう言われてみると、ここ最近、周りでSurfaceを使っている人を見かけるようになったかも。そんなSurfaceだが、いよいよ法人向けの販売を開始する。詳細については、別記事を参照してもらいたい。
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2013/09/03
2013年、現場はiPadをどう使いこなしているのか――iPadビジネス活用の”いま”(前編)
iPadが登場して三年が過ぎ、iPadを導入する法人企業は“うなぎのぼり”に増え続けている。ネット通販大手のアマゾンからはKindleシリーズのタブレットが登場し、マイクロソフトからはSurfaceが登場した。一方でアップルからは、7インチサイズのiPad miniが登場し、タブレット市場はますます加熱していると言える。こうした状況の中で、その中核に位置するiPad、iPad miniのビジネス活用の現場を紹介する。
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2013/09/02
日本マイクロソフト、タブレット「Surface」の法人向け販売を開始――認定リセラー6社が意気込みを語る
日本マイクロソフトは9月2日、タブレット「Surface」の法人向け販売を開始した。販売機種は、Surface RT 32GB、Surface RT 64GB、Surface Pro 256GB(いずれも本体のみ、RTはOffice 2013 RT搭載)の3機種。認定リセラーの6社であるウチダスペクトラム、大塚商会、キヤノンマーケティングジャパン、日立システムズ、富士ソフト、リコージャパンが提供する。参考価格は、Surface RT 32GBが39,800円、Surface RT 64GBが4...
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2013/08/26
日本企業の進化に欠かせない「21世紀のプロフェッショナル・リーダー論」
前回、日本企業の進化に欠かせない“4つの成功の鍵”を解説しました。今回は、企業変革を成功に導くための現代に適した“21世紀のプロフェッショナル・リーダー論”を解説して、連載の最終回として総括していきます。
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2013/08/26
動き出した日本の大企業、鍵を握るのは組織の枠に収まらない「半沢直樹」達の活用(後編)
「動きが遅い」と思われがちな日本の大企業が、モバイルやビッグデータ、クラウドなどを活用し、「いかにして動き出したのか?」「いかにして組織の壁を超えたのか?」をテーマに、日本企業の「リアル」に迫った『ビッグデータ・アナリティクス時代の日本企業の挑戦』。同書を先月7月に上梓したばかりのITビジネスアナリストの大元隆志氏に、第四章(「新たな価値」を生み出すために必要な組織)の内容の一部を特別に寄稿いただきました。トヨタ、ソフトバンク、日テレ、凸版、良品計画、CCC、Yahoo!といった業界を代表する...
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2013/08/21
開発者以外でも「いいプロダクトを作りたい」人に有効な「リーン+アジャイル」な開発とは?
アジャイルアカデミー(主催:翔泳社)では、アジャイル開発を組織に導入する為の5つの入り口を用意しています。それぞれ1日で完結し、開発者からマネージャまでそれぞれに合ったコースから始めて頂けます。そのうちの1つである「プロダクトオーナーのための製品開発」講座は、開発者以外の立場でシステム企画に携わるかたに向けて、アジャイルを疑似体験するなかで、売れるシステムの作り方を体感できるワークショップを提供しています。本日は、講師である角征典さんとアジャイルアカデミー学長・西村直人さんに講座への想いなどに...
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2013/08/19
「企業変革」には何が必要なのか?企業の進化を成功させる“4つの鍵”
事業環境が大きく変化する現在。企業が生き残るには、既存の枠組みにとらわれず、戦略と実行をセットにしてPDCAを高速で回すことで、さらなる「市場追随性」を高めた経営を行うことが必要です。今回から2回にわけ連載の最終章として、日本企業の進化を「成功させる4つの鍵」とそれを導く「ビジネスリーダー」の人材像をまとめていきます。今回は、「成功させる4つの鍵」を解説します。
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2013/08/12
インターネットの重力にあらゆる産業の顧客が奪われて行く時代に、企業が勝ち残るための新たなルールとIT基盤とは?(前編)
「動きが遅い」と思われがちな日本の大企業が、モバイルやビッグデータ、クラウドなどを活用し、「いかにして動き出したのか?」「いかにして組織の壁を超えたのか?」をテーマに、日本企業の「リアル」に迫った『ビッグデータ・アナリティクス時代の日本企業の挑戦』。同書を先月7月に上梓したばかりのITビジネスアナリストの大元隆志氏に、第四章(「新たな価値」を生み出すために必要な組織)の内容の一部を特別に寄稿(前後編)いただきました。トヨタ、ソフトバンク、日テレ、凸版、良品計画、CCC、Yahoo!といった業界を...