「システム運用」記事一覧
システム運用
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2018/06/26
その契約内容で本当に大丈夫ですか?導入企業が必ず注意しておきたいクラウドサービス契約上のポイント
前回、企業側とクラウドベンダー側それぞれの責任範囲、すなわち責任分界点をふまえた対応策を講じていく必要がある旨を説明しました。傾向としてはその際に説明した通りですが、一方で、クラウドサービスベンダーの責任やサービス内容そのものは、きちんと契約書及びSLA(Service Level Agreement)という形で明確にされます。つまり、企業が自社における責任範囲(主体的に検討・対応すべき範囲)を明確にするためには、契約書やSLAの内容を理解する必要があります。今回は、クラウドサービスベンダーが...
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2018/06/18
本来の運用の仕事は、ルーチンワークから外れた課題をいかに対処するか――東芝情報システム石井直史さん
かつて、運用系のシステムに携わっている担当者に仕事が楽しそうなイメージがなかった。業務をやらされている感が強かったからだろう。だが、現在の運用の世界では最新のツールやAI、自動化などの最先端の技術も活用でき、運用を取り巻く環境も大きく変わってきている。こうした技術によりルーチンワークは今後、どんどん自動化していくことになるだろう。そうなれば運用に携わる人たちの仕事がなくなるのだろうか?今回は、長らくシステム運用の業務に携わってきた運用スペシャリストである東芝情報システムの石井直史さんにシステム...
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2018/06/15
クラウド導入でも使える、要件定義のポイントを解説――利用部門から要求を引き出すには≪情報システムの基礎知識≫
デジタル社会と言われる現代では、企業が生き残るためにIT技術を活用することが必須となります。なかでも、企業の「情報システム部門」はIT活用を推進する上で、重要な役割を担うようになってきています。今回は新しい業務システムをクラウド上に構築する、あるいは既存のシステムをクラウド上に移行することを採り上げて、まずは「要件定義で注意すべきこと」について、次に「クラウド上にシステムを構築していく際の進め方・ポイント」についてお伝えします。
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2018/06/13
「RPAオペレーティングモデルを構築、維持しながら柔軟な開発と運用を」――RPA導入を成功に導き、効果を出すためのポイントとは
にわかに注目されはじめたRPA(Robotic Process Automation)。EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング パートナー 髙見陽一郎氏はRPAにおける現況と、RPAプロジェクトを成功に導くためのポイントを解説する。
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2018/06/11
次代を見据えたIT戦略――DeNAのAI活用事業を支えるIT組織とは?
DeNAのIT戦略部部長を務める成田敏博氏は、2018年4月にガートナーインフラストラクチャー、オペレーション・マネジメント&データセンターサミット2018に登壇。同社のビジネスおよびコーポレートの両面におけるIT戦略を語った。
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2018/05/29
その責任はクラウドベンダー側? それとも企業側? クラウドサービスの「責任分界点」をあらためて整理してみよう
前回、クラウドサービスの利活用に際しての“不安の正体”について整理し、そのうえで、企業が正しく対策を行えばその不安については払拭できる旨を説明しました。そして、その対策の前提として、事前に踏まえておくべきであるのが「責任分界点」です。つまり、企業側とクラウドベンダー側の責任範囲を明確にし、クラウドベンダー側でフォローされない範囲を正しく理解し、そのうえで企業がセキュリティ対策等を含めた各施策を講じる必要があるということになります。今回はクラウドサービスの特徴(SaaS、PaaS、IaaS)を改...
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2018/05/21
e-Tax何が変わるの? 大企業などを対象とした法人税の電子申告義務化、システム上の対応とは
日本政府は方針の一つとして行政のICT化の加速を掲げている。これに呼応する形で、電子申告義務化を推し進めるなど、税務行政においてもICT化の加速度は増してきている。企業においても早急に行政のICT化への対応を進める必要があり、法人税の電子申告義務化(e-Tax)について解説したい。
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2018/05/14
DevOpsは作る側(Dev)と維持する側(Ops)を仲良くするためのものではない
まずはじめに、IT運用担当者の皆さんに質問をさせていただきます。「あなたが知っているDevOpsの定義を教えてください」「なぜ、DevOpsが必要なのか教えてください」――さて、あなたならどう答えますか? 今回はDevOpsにおける「Ops」の観点から、DevOpsの目的やについて考えていきます。
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2018/05/11
必ずしも良いことばかりではない?RPA導入に失敗しないためのシステム運用―ITIL活用や開発段階ごとの管理体制構築を
前回(第1回)ではRPA(Robotic Process Automation)が本格的な導入期に入ったことを述べ、この技術がもたらすメリットを説明しました。しかし、どんな技術にも一長一短があります。第2回は、RPAの負の側面にも焦点を当てながら、ITILを活用した品質管理やRPA適用範囲に応じた管理体制など失敗しないためのシステム運用の解説を交え、きれいごとでは済まないRPA導入の難所に触れていきます。
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2018/05/08
IT戦略から開発・運用まで、情シス部門に求められるスキルとは≪情報システムの基礎知識≫
最近、AIやIoTをはじめとしたIT技術に関するニュースや記事を見かける回数が多くなったのではないでしょうか。デジタル社会と言われる現代では、企業が生き残るためにIT技術を活用することが必須となります。中でも、企業の「情報システム部門」はIT活用を推進する上で、重要な役割を担うようになってきています。今回は、情報システム部門が活躍していくために必要な前提知識、役割、求められるスキルについてお伝えします。
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2018/04/19
ハイブリッドクラウドでのサポート向上へ「VMware vSphere」「VMware vSAN」最新版をリリース―ヴイエムウェア
ヴイエムウェアは2018年4月18日、最新版の「VMware vSphere」と「VMware vSAN」のリリースを発表した。ハイブリッドクラウド環境における顧客サポートを向上させることが目的で、ユーザーの使用環境や、セキュリティ、対応アプリケーション、ハイブリッドクラウドの管理機能を強化した。
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2018/04/12
いまだ払拭しきれないクラウドに抱く"不安の正体"とは?
前回、日本企業のクラウドサービス(本稿ではクラウド、クラウドコンピューティング、クラウドサービス等を総称しクラウドサービスと記述する)の導入状況について紹介しました。しかしながら、クラウドサービスという言葉が広く使用されるようになり、クラウドサービスの利用が拡大している現在でも、利用については多くの企業が依然として不安を抱いている状況があります。今回はそもそもクラウドサービスとはどのようなものであり、どのような特徴があるのか、また、企業がクラウドサービスに対して抱いている不安が正しいものである...
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2018/04/11
コンピュータやネットワークの構成要素とは?開発・運用はどうするの?≪情報システムの基礎知識≫
私たちの日常生活や仕事において、情報システムを使用しない日はありません。プライベートではオンラインショッピングやお店の検索、業務では顧客情報や売上情報の管理など、情報システムがあって当然の時代です。しかし、情報システムは何でできていて、どのように作られ、管理されているのか、うまく説明できる人は多くないのではないでしょうか。IT関連の仕事をする人に必要な、情報システムの基礎知識をお伝えします。
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2018/04/04
「IT部門への期待に応えるために、デジタルの本質、成果を意識した仕事を」KPMG 松本剛氏が提言
全社的なデジタル導入への対応が求められる中、IT部門への期待値は上昇し、デジタルイノベーションにおける主導的役割を担うことも求められている。こうした時代において日本のCIOやITリーダーは今何を考えているのか。EnterpriseZine Dayに登壇したKPMGコンサルティング株式会社 執行役員 パートナーの松本剛氏が、グローバルITリーダーを対象とした意識調査「Harvey Nash/KPMG2017年度CIO調査」の結果を元に、デジタライゼーション時代に求められるIT部門の期待と役割と題...
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2018/04/02
マルチクラウド、Fintech推進に向け「ITガバナンスの再構築」と「バイモーダルな企画開発体制」を整備する―ジャパンネット銀行CIO 出口剛也氏
日本初のインターネット専業銀行であるジャパンネット銀行は、コンビニ決済やEC決済提携によるフロービジネスでサービスを拡大している。同社が銀行でありながらリアル店舗を持たず、顧客本位な商品サービスを提供し続けるためには、通常の銀行とは異なるITインフラ戦略が不可欠だったという。EnterpriseZine編集部の主催セミナー「変化に強いITインフラとシステム運用の条件」の基調講演に登壇したジャパンネット銀行のCIOである出口剛也氏が、マルチクラウド利用やFintech推進において、マネジメント層...
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2018/03/30
今こそオンプレミス基盤の運用を“コード化”せよ!デジタライゼーションの要となる「インフラのコード化」とは何だ?
新たな企業システムの構築を検討する際には、クラウドネイティブなチャレンジに目が行きがちだが、従来型サービスの安定運用も並行して行なう必要がある。IT部門はクラウドネイティブと従来型サービス、この2つの異なる要件を有するシステム環境をいかに両立させていくべきか。そこで注目されているのが「インフラのコード化」、つまりは「コードによるIT基盤の管理」という考え方だ。2018年2月27日に開催したEnterpriseZine Day『変化に強いITインフラとシステム運用の条件』において、日本ヒューレッ...
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2018/03/29
RPAがキャズムを超えるために必要なコト、導入の目的を明確化した運用・管理が成功のカギ
PC上での定型作業を自動化する「RPA(Robotics Process Automation)」は、労働力不足の解決や長時間労働の是正に効果的なデジタルレイバーとして注目されています。本連載では、RPAの導入から活用、成功・失敗事例から学ぶポイントや、RPAの未来を考えます。第1回の今回は、RPAが注目される理由や導入成功のカギを紹介します。
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2018/03/28
運用にビッグデータを活用し、新たな付加価値を提供せよ――ハイブリッドIT環境時代のシステム運用の条件とは?
近年、新旧の多様な技術やシステム基盤が混在するハイブリッドIT環境に対する運用の重要性が増している。そこで求められるのは、オンプレミスからパブリッククラウドへの円滑な移行、経営層向けのダッシュボード、ビッグデータを活用した予防保全やインシデント管理などの各ソリューションだ。この分野に精通し、深い知見を持つマイクロフォーカスエンタープライズ株式会社の梅根庸一氏が、システムおよびビジネス側それぞれから見た課題を踏まえつつ、その解決策と効果について解説した。
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2018/03/23
“DevOpsにおける運用”を今の常識で考えていても答えは見つからない
今回、編集長よりDevOpsについてOps(運用)の観点から記事を書いて欲しいというお話を頂き、是非ともこのテーマについて連載を書かせて頂きたく手を挙げさせていただいた。本連載『IT運用担当者のためのDevOps入門』を通じて日本企業の情報システムに対する考え方に一石を投じる事が出来れば幸いだ。まずこのテーマの本題に触れる前に筆者が日々感じている問題意識を少しだけ共有させていただきたい。
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2018/03/12
クラウド登場から10余年、日本企業のクラウド導入状況はどうなってる?
クラウドコンピューティング(以下、クラウド)という言葉が世の中に出始めてから10年あまり経過しました。クラウドの技術は年々進化し、活用する企業も増え、これからもさらなる拡大が見込まれています。ここにきて第2の隆盛期を迎えたといっても良いと思います。今回は当連載『マルチクラウド時代のリスクマネジメント入門』の導入として、各企業がクラウドをどのように活用しているか(活用しようとしているか)を紹介したうえで、各企業が直面している課題及びその解決に向けた方向性を示します。