「クラウド活用」記事一覧
クラウド活用
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2018/05/29
その責任はクラウドベンダー側? それとも企業側? クラウドサービスの「責任分界点」をあらためて整理してみよう
前回、クラウドサービスの利活用に際しての“不安の正体”について整理し、そのうえで、企業が正しく対策を行えばその不安については払拭できる旨を説明しました。そして、その対策の前提として、事前に踏まえておくべきであるのが「責任分界点」です。つまり、企業側とクラウドベンダー側の責任範囲を明確にし、クラウドベンダー側でフォローされない範囲を正しく理解し、そのうえで企業がセキュリティ対策等を含めた各施策を講じる必要があるということになります。今回はクラウドサービスの特徴(SaaS、PaaS、IaaS)を改...
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2018/05/25
CASBを入れて終わりにしないために――導入後のCASBの運用業務を整理する
CASBの導入検討時に課題となるのが、「CASB導入後、どういう運用業務が必要となるのか?」といった点だ。CASBに興味はあるものの、はたして自社で使いこなせるのか?という不安を感じる企業は少なくない。そこで今回はCASBの運用業務について説明する。これまで説明してきたように、CASBの導入目的は「シャドーITの可視化」と「サンクションITの保護」の2つがあり、どちらを目的とするかで、運用方法は大きく異なる。シャドーITの可視化の場合は目的が明確であるため、運用業務も定型的になりやすい。一方、...
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2018/05/09
「市民AI」「摩擦ゼロビジネス」「データ信憑性」などアクセンチュアが提示する5つのトレンド
アクセンチュアは2018年のテクノロジー予測として「Accenture Technology Vision 2018」を発表した。市民AI、摩擦ゼロ・ビジネス、拡張現実、データ信憑性、インターネット・オブ・シンキングの5つのキーワードをあげ、「インテリジェント・エンタープライズの勃興」というコンセプトを提示した。本稿はこのレポートについて、アクセンチュアが2018年3月に行った発表会の内容を元に、筆者(編集部)がまとめたものである。
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2018/04/19
ハイブリッドクラウドでのサポート向上へ「VMware vSphere」「VMware vSAN」最新版をリリース―ヴイエムウェア
ヴイエムウェアは2018年4月18日、最新版の「VMware vSphere」と「VMware vSAN」のリリースを発表した。ハイブリッドクラウド環境における顧客サポートを向上させることが目的で、ユーザーの使用環境や、セキュリティ、対応アプリケーション、ハイブリッドクラウドの管理機能を強化した。
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2018/04/12
いまだ払拭しきれないクラウドに抱く"不安の正体"とは?
前回、日本企業のクラウドサービス(本稿ではクラウド、クラウドコンピューティング、クラウドサービス等を総称しクラウドサービスと記述する)の導入状況について紹介しました。しかしながら、クラウドサービスという言葉が広く使用されるようになり、クラウドサービスの利用が拡大している現在でも、利用については多くの企業が依然として不安を抱いている状況があります。今回はそもそもクラウドサービスとはどのようなものであり、どのような特徴があるのか、また、企業がクラウドサービスに対して抱いている不安が正しいものである...
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2018/04/10
体験を作る、エクスペリエンス・メーカーたち―NFL ヒューストン・テキサンズ J.J.ワット氏の場合
今回のAdobe Summitで、新たなキーワードとなっているのが「Experience Maker(体験を作る人)」だ。イベント2日目の基調講演では「Experience Maker All-Star」と題して、エクスペリエンス・メーカーを牽引するさまざまなリーダーがゲストとして登場した。
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2018/04/02
マルチクラウド、Fintech推進に向け「ITガバナンスの再構築」と「バイモーダルな企画開発体制」を整備する―ジャパンネット銀行CIO 出口剛也氏
日本初のインターネット専業銀行であるジャパンネット銀行は、コンビニ決済やEC決済提携によるフロービジネスでサービスを拡大している。同社が銀行でありながらリアル店舗を持たず、顧客本位な商品サービスを提供し続けるためには、通常の銀行とは異なるITインフラ戦略が不可欠だったという。EnterpriseZine編集部の主催セミナー「変化に強いITインフラとシステム運用の条件」の基調講演に登壇したジャパンネット銀行のCIOである出口剛也氏が、マルチクラウド利用やFintech推進において、マネジメント層...
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2018/03/28
運用にビッグデータを活用し、新たな付加価値を提供せよ――ハイブリッドIT環境時代のシステム運用の条件とは?
近年、新旧の多様な技術やシステム基盤が混在するハイブリッドIT環境に対する運用の重要性が増している。そこで求められるのは、オンプレミスからパブリッククラウドへの円滑な移行、経営層向けのダッシュボード、ビッグデータを活用した予防保全やインシデント管理などの各ソリューションだ。この分野に精通し、深い知見を持つマイクロフォーカスエンタープライズ株式会社の梅根庸一氏が、システムおよびビジネス側それぞれから見た課題を踏まえつつ、その解決策と効果について解説した。
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2018/03/23
クラウドベンダーのPaaSではなく自前でPaaSを持つという選択
IaaSから始まったクラウドの世界は、最近になりPaaS、SaaSが主戦場になりつつあるとの話はここでも何度かしてきた。PaaSの利用が拡大しているクラウドの世界で、最近良く登場するキーワードにハイブリッドクラウド、マルチクラウドがある。ハイブリッドクラウドなどは新しい言葉ではない。以前はコンセプトに過ぎなかったものが、ここにきて現実味を帯びてきたようだ。
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2018/03/22
ますます増強と進化を続けるAWSインフラの現在地
アマゾン ウェブ サービス ジャパン(以下、AWS)は2018年3月15日、同社のクラウドコンピューティングインフラストラクチャの現状について説明した。クラウドを推進してきたAWSはいまどこまでのインフラとサービスを提供しているか。
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2018/03/20
DXに向けてIT資産をリフトせよ──NTTデータ、IBMの移行戦略
デジタルトランスフォーメーション(DX)に向けた主要ベンダーの取り組みが活発化している。顕著なのは一気にDX化を目指すのではなく、従来のITシステムを段階的にクラウド化していく「リフト&シフト」という戦略だ。そしてその背景には、IT資産を軽量化・効率化するための「コンテナ」のテクノロジーがある。NTTデータ、IBMのクラウド戦略の発表から、この動向を紹介する。
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2018/03/16
CASB導入において国内の代表的な4つのユースケース―ーCASB選定のポイントを整理する
本連載ではこれまで、CASBの概要、CASBの2大機能であるシャドーITの可視化と、サンクションITの保護について述べてきた。今回はCASBを導入するにあたっての導入の順序やCASB選定ポイント等について解説する。
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2018/03/14
高まるマルチクラウド・インテグレーションのニーズに応える、IBMのグローバル・テクノロジー・サービス
世の中にはすでに多くのクラウドベンダー、AIベンダーが存在する。プレイヤーはたくさんいるのだが、おのおのはどちらかと言えば競合関係にある。そのため複数の製品やサービスを、インテグレーションすることにはあまり積極的ではないのが現状だ。IBMの強さの1つは、ITシステムの開発設計から保守、運用までを手掛けるITサービス部門が存在することだろう。その1つであるIBM グローバル・テクノロジー・サービス(GTS)は、顧客のためのインフラストラクチャー・パートナーと、同社で位置付けられている。GTSはク...
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2018/02/26
Office365、AWS…クラウドサービスのセキュリティを強化するCASBの機能とは?
CASBには、大きく分けて2つの機能が実装されている。一つは社内のシャドーITを可視化する機能(クラウド利用状況の可視化)であり、前回の記事で解説した。今回はもう一つの主要機能である、Office365やAWSといった個々のクラウドサービスのセキュリティを強化する「サンクションIT(社内で正規利用されているIT)の保護」機能について解説する。
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2018/02/21
マイクロソフトがDX最新状況発表。「LANDLOG」へのAzure採用、「日本企業投資意識はアジア企業に遅れ」の調査結果など
マイクロソフトは2月20日、会見を行い、同社が調査会社IDCと行った「デジタルトランスフォーメーション」(以下、DX)に関する調査結果を発表。日本はアジアのリーダー企業に比べて、投資意欲で立ち遅れているなど課題が浮き彫りに。またIoTプラットフォーム「LANDLOG」にAzureが採用されたことと、今後の取り組みについて発表した。
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2018/02/09
これでも「弊社はシャドーITのリスクは無い」と断言できるか?軽視されるシャドーIT、代表的な脅威とは
企業のクラウドシフトに併せて、CASBはセキュリティ市場で最も注目されている技術の一つだ。CASBには、大きく分けて2つの機能が実装されている。一つは社内のシャドーITを可視化する機能(クラウド利用状況可視化)。もう一つがOffice365やAWSといった個々のクラウドサービスのセキュリティを強化する機能だ。今回は、シャドーIT可視化機能について解説する。
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2018/01/29
クラウドシフトに欠かせないCASBとは?
クラウド利用状況の可視化(シャドーITの把握)や、Office365、AWSの全社導入をきっかけに、クラウドサービスのセキュリティ強化を検討する企業が増加している。こうした企業のクラウドシフトに併せて注目を集めているのがCASB(Cloud Access Security Broker)だ。
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2017/12/13
Publickey 新野淳一氏とDB Online 谷川耕一氏が対談、業界ご意見番が見たOracle OpenWorld 2017
オラクルのクラウドは他と比べて実際どうなのか、オラクルのクラウド戦略はどう変わるのか――2017年12月7日、Oracle CloudWorld Tokyo 2017にて、DB Onlineチーフキュレーターの谷川耕一氏とPublickeyの新野淳一氏が米サンフランシスコで開催されたOracle OpenWorld 2017で発表された内容や、オラクルのクラウド戦略の方向性について意見を交わした。
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2017/12/11
日本マイクロソフトが「Microsoft Azure 徹底活用フェス@渋谷」を開催、Azure Stack専用エリアも併設
日本マイクロソフトは2017年11月28日、同社のクラウドサービスMicrosoft Azureの徹底活用をテーマに「Microsoft Azure 徹底活用フェス@渋谷」を開催した。第2回目となる今回のイベントでは、ハイブリッドクラウド基盤の選択肢として注目されているAzure Stack専用エリアも併設。Microsoft Azureをベースにソリューションを展開している国内のシステムインテグレーターが集結し、展示も多数披露された。本記事では、イベント会場で実施されたセッションの概要を紹介...